お江 武光誠 平凡社新書
ISBN978-4-582-85564-7 700円 2011年1月
もくじ
序章 関ヶ原以降、戦は合戦から謀略戦に変貌
第1章 天下統一とお市の姫たち
第2章 お市の姫たちの生き方
第3章 関ヶ原合戦
第4章 豊臣家復興の謀略に動く淀君
第5章 大阪冬の陣
第6章 大阪夏の陣
終章 戦国の終わりとお市の姫たち
あとがき
大阪の陣、関係略年表
題名はお江だが、内容は豊臣家がなぜ滅亡したか(民政の失敗、情報の軽視)に力点が置かれている。だから、家光の母(国松=忠長の母でもある)としてどう生きたのかいう側面は弱い。
この本では石田三成を無能の人としているが、三成ファンもいることだし、本当はどうなのだろう。結果だけで判断すれば、確かに無能だったのだろうが。
2011年2月記