にっぽん自然再生紀行 鷲谷いづみ 岩波科学ライブラリー169
ISBN978-4-00-029569 1,500円 2010年4月
目次
まえがき
プロローグ 旅立ちの前に
1.北海道
サロベツ湿原(北海道豊富町)――瀬戸際の泥炭地を守る
大雪山周辺(北海道東川町など) ――外来のマルハナバチに注意!
黒松内(北海道黒松内町) ――ブナ林の里は釣り人の聖地
大船遺跡(北海道函館市) ――縄文のくらしに思いをはせる
<解説> 湿地の保全・再生の背景
2.東北 一関の樹木葬(岩手県一関市) ――とむらいの地には命のにぎわい 都沢湿地(山形県鶴岡市) ――放棄水田の底力 生物多様性ハウス農業(福島県喜多方市) ――極上メロンはぐくむ生物多様性 <解説> ラムサール条約 <解説> 今なぜ生物多様性なのか
番外編 ロンドン湿地センター(イギリス) ――大都会にオアシス出現 <コラム> 氾濫原自然とロンドンの公園
3.関東・中部 鬼怒川中流域(栃木県さくら市) ――外来牧草から河原を守る 渡良瀬遊水池(栃木県藤岡町など) ――絶滅危惧植物のゆりかご 桐生自然観察の森(群馬県桐生市) ――里山づくり20年 伊那谷のハナノキ湿原(長野県飯田市) ――希少樹木にかける愛 <解説> 侵略的外来種がもたらす問題 4.近畿・中国・九州 豊岡市(兵庫県豊岡市) ――コウノトリとともに生きる 田結地区(兵庫県豊岡市) ――生きものたちの楽園 孟子不動谷(和歌山県海南市) ――信仰の里のビオトープ 神戸(鳥取県日南町) ――花の谷のサクラソウを守る町 阿蘇の草原再生事業(熊本県阿蘇市など) ――マンモスと野焼きと牛と <解説> 自然再生と自然再生推進法
エピローグ 日高共生の森
岩波「科学」に連載されていたものをまとめたもの。カラー写真。筆者は日本中を飛び回っているみたいで、いろいろなところに定宿があるようだ。
2010年5月記