質量はどのように生まれるのか 橋本省二 講談社ブルーバックス
ISBN978-4-06-257680-2 1040円 2010年4月
目次
はじめに
第1章 すべては理解できるものか――元をたどってみる
第2章 質量とは何か――押しても引いても動かない
第3章 ゼロと有限の境目――光のように速く飛んでみる
第4章 自転する素粒子
第5章 右と左が違うのは――見えざる弱い力
第6章 沈むときは2人で――真空に沈殿する素粒子
第7章 陽子に針を突きさす――クォークの登場
第8章 真空の雑踏――何でもありの量子論
第9章 あるんだったら出してみろ――ヒッグス粒子と巨大加速器
あとがき
さくいん
質量の元となるというヒッグス粒子。スイスのCERNが稼働すれば本当に見つかるのか。見つかったとしても、ヒッグス粒子だけでは宇宙の質量の2%が説明付けられるだけ。残りの98%は?
語り口は軽妙だが、中身は難しい。
2010年5月記