原爆と検閲 繁沢敦子 中公新書
ISBN978-4-12-102060-42010年6月
目次
はじめに
序章 被爆地に向かった三人
第1章 航空特派員たちが見た広島
第2章 アメリカでの掲載記事
第3章 長崎ルポと変わる論調
第4章 アメリカの検閲 第2次大戦下
第5章 占領下日本の検閲
第6章 航空特派員の“任務”
終章 被爆地を見た記者たちのその後
あとがき
参考文献
圧力を感じさせない巧妙な検閲、自主規制せざるを得ない雰囲気、そして権力ののプロパガンダに利用されていく、自分の感情だってある、ジャーナリズムの難しさ。
この本では主に原爆の被害を取材した記者とその記事が、アメリカの正当性、また原爆被害の過小評価などになっていくか、あるいは扱いの小さな記事、さらには記事にすらならないことなどを上に描いたような背景で描いている。
2010年8月記