物理学天才列伝

物理学天才列伝(上) ウィリアム・H・クロッパー 水谷淳訳 講談社ブルーバックス
ISBN978-4-06-257663-5 1300円 2009年12月

目次
はしがき
訳者まえがき
第1部 力学
 第1章 天空の仕組み ガリレオガリレイ
 第2章 取り憑かれた男 アイザック・ニュートン
第2部 熱力学
 第3章 2人の革命家の物語 サディ・カルノー
 第4章 闇の面 ロベルト・マイヤー
 第5章 神聖な取り組み ジェームズ・ジュール
 第6章 統一性と統一者 ヘルマン・ヘルムホルツ
 第7章 科学界の名手 ウィリアム・トムソン
 第8章 エントロピーへの道 ルドルフ・クラウジウス
 第9章 最も偉大な単純さ ウィラード・ギブス
 第10章 最後の法則 ヴァルター・ネルンスト
第3部 電磁気学
 第11章 自然の力 マイケル・ファラデー
 第12章 魔術師としての科学者 ジェームズ・クラーク・マクスウェル
第4部 統計力学
 第13章 分子とエントロピー ルートヴィッヒ・ボルツマン
第5部 相対論
 第14章 思考の冒険 アルベルト・アインシュタイン 

物理学天才列伝(下) ウィリアム・H・クロッパー 水谷淳訳 講談社ブルーバックス
ISBN978-4-06-257664-2 1300円 2009年12月

目次
第6部 量子力学
 第15章 気の進まない革命家 マックス・プランク
 第16章 対話による科学 ニールス・ボア
 第17章 批評家としての科学者 ヴァルフガング・パウリ
 第18章 行列力学 ヴェルナー・ハイゼンベルグ
 第19章 波動力学 エルヴィン・シュレディンガーとルイ・ド・ブロイ
第7部 原子核物理学
 第20章 開かれる扉 マリ・キュリー
 第21章 波に乗って アーネスト・ファザフォード
 第22章 物理と友情 リーゼ・マイトナー
 第23章 完璧な物理学者 エンリコ・フェルミ
第8部 素粒子物理学
 第24章 iγ・∂ψ=mψ ポール・ディラック
 第25章 どうして気にするの? リチャード・ファインマン
 第26章 クォークの物語を語る マレー・ゲルマン
第9部 天文学、天体物理学、宇宙論
 第27章 銀河を超えて エドウィン・ハッブル
 第28章 理想的な学者 スブラマニヤン・チャンドラセカール
 第29章 苦痛、名声、運命 スティーヴン・ホーキング
謝辞
さくいん

 天才物理学者の列伝であると同時に、物理の歴史、物理的概念の発展史でもある。章題の人物短評だけでも、ある程度知っていれば何となくわかる。日本人で名が出てくるのは、ファインマンに絡んで朝永振一郎(+湯川秀樹、仁科芳雄)だけ。

2010年5月記

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