シベリア抑留 栗原俊雄 岩波新書新赤1207
ISBN978-4-00-431207-9 700円 2009年9月
目次
目次
第1章 発端
第2章 移送
第3章 三重苦
第4章 民主化運動
第5章 帰国
第6章 裁判
第7章 闘争
第8章 遺族
第9章 慰霊
第10章 終わらない「シベリア抑留」
あとがき
主な参考文献
60万人が抑留され、6万人が死んだというシベリア抑留。言語道断な旧ソ連政府の振る舞い。そして彼等を棄民した日本政府。シベリア抑留自体悲惨だが、なかでも仲間同士の争い、帰国してからも裁判闘争に力点を置く二団体、与党(これまでは自民党)と協力して補償を勝ち取ろうとする団体に別れているという。民主党政権となり、民主・共産・社民・国民新党・新党日本が協同提出した「シベリア特措法」(2009年7月に衆議院が解散されたため廃案)は、今後どうなるのだろう。
2009年10月記