大平正芳 福永文夫 中公新書
ISBN978-4-12-101976-9 840円 2008年12月
目次
はじめに
序章「戦後の総決算」の主張
第1章 青少年き 人間と思想の完成
第2章 「保守本流」の形成 宏池会の結成
第3章 宰相への道 「三角大福」派閥抗争の時代
第4章 大平政権の軌跡
終章 「含蓄」の保守政治家
あとがき
共産党からもうけがよかった不思議な保守政治家大平正芳。いわゆるハプニング解散とその前の猛烈な派閥抗争、めまぐるしく変わる世界情勢で疲れていたのだろう、選挙の最中の急死。この死によって自民党は助かったともいえるかもしれない。流れからいえば加藤紘一なのだろうが、「加藤の乱」未遂以後、急速に力を落としてしまった。
2009年1月記