日本の山と高山植物 小泉武栄 平凡社新書
ISBN978-4-582-85485-5 760円 2009年9月
目次
はじめに
第1章 世界の中の日本の山
第2章 高山植物の分布と生活
第3章 日本の高山植物の起源
第4章 ヨーロッパアルプスにはなぜハイマツ帯がないのか
第5章 高山の地質・地形と植物群落
第6章 岩塊斜面はいつできたのか
第7章 地質の成り立ちとプレートテクトニクス
第8章 山の成り立ちと山地の地形
第9章 氷河時代とその影響
第10章 火山と火山活動がつくり出す諸物群落
第11章 特異な植生分布
おわりに
高山の地質・地形と植物群落の関係が筆者以前にはあまり語られなかったとしたら、それはそれで驚きである。
全体にまとまりが欠けるように思えるのは、ある地域について説明するか、またはある地質・植物群落に説明するかの構想が曖昧なところがあるためだと思う。
2009年10月記