明治の女子留学生 寺沢龍 平凡社新書
ISBN978-4-582-85449-7 800円 2009年1月
目次
凡例
地図
まえがき
プロローグ
第1章 アメリカの熱狂的歓迎
第2章 異国の生活を始めた5人の少女
第3章 異国に娘を留学させた親たち
第4章 5人の別離とアメリカでの新しい生活
第5章 女子留学生派遣後の日本の家族
第6章 帰国女子留学生の困惑と苦悩
第7章 捨松の結婚と梅子の孤愁
第8章 鹿鳴館に集う女性たち
第9章 自己の信念と孤高に生きる津田梅子
第10章 我が道を歩く女子留学生
第11章 津田梅子の夢を実現した私塾の創立
第12章 帰国30年の日々の移ろい
エピローグ 大山捨松・瓜生繁子・津田梅子の最期
あとがき
おもな引用・参考文献
略年表
6歳の津田梅(子)を始め、10歳の永井繁、11歳の山川捨松、14歳の吉益亮、16歳の上田悌。14歳、16歳はアメリカ留学に適応できず帰国するが、残りの3人は11年もアメリカに住むことになる。
帰国後、津田梅子以外の二人も、留学したことの重みと責任を感じて(忘れず)、それなりの活躍をしたようだ。そういう意味では明治政府の判断・人選は正しかったのかもしれない。とはいっても、一貫して女子教育感はなかったようだが。
2009年4月記