寿命論 高木由臣 NHKブックス
ISBN978-4-14-091128-0 970円 2009年1月
目次
はじめに
第1章 寿命にはさまざま形がある
1 動物の寿命・植物の寿命
2 固体の寿命・細胞の寿命
3 寿命と概日リズム
4 生物を形づくる分子の寿命
第2章 寿命と遺伝子の関係を探る
1 生命表と生存曲線
2 遺伝子で寿命はどう変わる
3 遺伝子のネットワーク
4 生命のゆらぎ
第3章 「寿命の法則」を考える
1 有性生殖はなぜ寿命の始点となるか
2 時間・体重・エネルギー消費量
3 寿命と生成熟
第4章 寿命の進化をたどる
1 細胞進化の方向性
2 原核生物から真核生物へ
3 細胞寿命の起源仮設
終章 寿命から「生命」を考える
1 寿命とは何か
2 寿命とは抑制系の進化である
参考文献
あとがき
なぜ生命(有性生殖生物)には寿命があるのだろう。そもそも寿命とは何だろう。この問題に正面から取り組んだ本。う〜ん、難しい問題。有性生殖のメリットは、ゲノムの多様化ばかりではなく、“リセット”できるという観点もなるほどと思わせる。では、なぜリセットされるのだろう。そのメカニズムは?
2009年5月記