対論 部落問題

対論 部落問題 組坂繁之 高山文彦 平凡社新書
ISBN978-4-582-85434-3 720円 2008年9月

目次
はじめに 高山文彦
第1章 部落差別とは何か 組坂繁之の個人史を通して
第2章 部落解放運動の光と影
第3章 松本治一郎の遺産
第4章 部落差別と日本人
第5章 宗教と被差別民
第6章 今に残る差別をどう乗り越えるか
おわりに 組坂繁之

 被差別の裏返しでしかない利権漁りをどう自己総括するのかが、現在の解放同盟に課せられた義務だろう。幸い組坂氏はきちんと取り組もうとしているようだ。残念ながら人の品性は様々な差別をこれからも産んでいくだろう。こうしたときにどう対応すればいいのか、苦闘は続くと思う。

2008年11月記

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