プロ野球の一流たち

プロ野球の一流たち 二宮清純 講談社現代新書
ISBN978-4-06-287941-5 760円 2008年5月

目次
はじめに
第1章 監督の極意、投打の奥義
 1 野村克也の「配球学」
 2 中西太の「育てる打撃論」
 3 稲尾和久に捧ぐ 中西太インタビュー
 4 大野豊のピッチング論
第2章 名選手たちの技術と陥弄
 1 松坂大輔論
 2 清原和博は強打者か
 3 土井正博「名伯楽のインコース論」
 4 新井貴浩は「アニキ」を越えられるか
 5 渡辺俊介、サブマリンの極意
 6 山崎武司のホームラン人生
 7 工藤公康「バッテリーとは何か」
 8 古田敦也「日本の野球のために」
第3章 日米の野球格差を問う
 1 松坂大輔ポスティング移籍を考える
 2 野球大国アメリカの品格
 3 バリー・ボンズと薬物問題
 4 日米野球格差の本質 団野村の警告
第4章 日本野球を脱構築せよ
 1 裏金問題と日本球界の体質
 2 特待生問題と高野連
 3 独立リーグという可能性

 小さい子供のころは相撲、少し大きくなると野球・卓球あたりが私の世代が自ら楽しんだスポーツだと思う。いずれのスポーツももうやらないし、見ることもほとんどない。

 野球も大リーグ中継が始まると、日本のそれが確かに異質のものに見えてくる。つまりスポーツではなく単なるゲームになっていること。とはいっても、この本に書かれているように大リーグの中華思想にも辟易とする。

2008年6月記

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