金正日の正体

金正日の正体 重村智計 講談社現代新書
ISBN978-4-06-287953-8 720円 2008年8月

目次
はじめに
北朝鮮情報の真実とジャーナリズムの責任
序章 情報学のすすめ 記者の取材、学者の理論
証言I 「平壌は集団指導体制」
証言II 「わたしは、将軍様の『そっくりさん』に会った」
証言III 「クーデター事件がダブルを必要とした」
証言IV 「将軍様は82年から東京に遊びに来ていた」
証言V 「将軍様は、車いすを使っていた」
証言VI 「声紋が違う」
証言VII 「私の金正日物語」
終章 「死亡説」「影武者説」「後継者問題」を検証

 こうした本は評価が難しい。何しろ北朝鮮や金正日については情報が乏しすぎる。確かに影武者はいるだろうし、生きてもいるだろう。だが、筆者が誇って語っていることが本当なのかは、北朝鮮が崩壊して初めて明らかになるのだろう。

 北朝鮮は、崩壊前に一度訪問してみたい国。(儒教的?)スターリン主義の戯画が現実に見られると思うので。

2008年8月記

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