アストロバイオロジー 小林憲正 岩波科学ライブラリー147
ISBN978-4-00-007487-2 1,300円 2008年8月
目次
第1章 地球生命科学からアストロバイオロジーへ
第2章 <生命の起源>への挑戦
第3章 隕石が語ること 宇宙から降り注ぐアミノ酸
第4章 彗星が語ること 暗黒星雲で生まれる有機物
第5章 火星が語ること 地下に生物圏を探せ
第6章 エウロパが語ること 氷の下のハビタルゾーン
第7章 タイタンが語ること メタンの海とエンケラドス
第8章 生命の<起源>と<未来>
あとがき
参考文献
もし宇宙に生命が見つかり、しかもそれが地球上の生命とはまったく違うものだったとしたら生命に対する認識は飛躍的に深まるだろう。たとえば、上にあるようにメタンの海の中の生命とか。
有機物は宇宙ではありふれた存在で、地球に降り注いだアミノ酸が生命の材料になったにしろ、生命そのものが宇宙から降ってきた(パンスパルミア説)にしろ、いずれにしても材料からどのようにして生命が生まれるのか、これはまだ大きな謎として残っている。
2008年8月記