アレルギーはなぜ起こるか 斎藤博久 講談社ブルーバックスB1585
ISBN978-4-06-257585-0 860円 2008年1月
目次
はじめに
「アレルギーはなぜ起こるか」登場する細胞と分子
第1章 アレルギーが増えた理由
第2章 アレルギー体質はヘルパーT細胞が決める
第3章 喘息のしくみ
第4章 アトピー性皮膚炎のしくみ
第5章 食物アレルギーのしくみ
第6章 花粉症とつきあう方法
第7章 ステロイド薬と免疫のしくみ
第8章 アレルギーは治せるのか
第9章 現代人の基本体質・アレルギーと共生する方法
コラム:化学物質過敏症は存在するか? アウグトゥスとアトピー家系 寄生虫感染とアレルギー 気管支喘息と心臓喘息 アスピリンと非アレルギー性喘息 アトピー性皮膚炎はつらいよ ダニ防止寝具カバーの効果 サバによるじんましんはアレルギー? ラテックスアレルギーと食物アレルギー 花粉症とかぜ 炎症性ヘルパーT細胞の正体
参考文献
さくいん
本来は自己でないものに対応するシステムが、自己に対して攻撃を加えてしまうアレルギー。寄生虫に感染しなくなったために(周りが清潔になったために)アレルギーが増えたので、そうならないためには、寄生虫に感染したり不潔な環境がいいという暴論もあるようだが、そうしたらまた別な問題がでるだけだろう。
私自身は、25年以上前、突然花粉症を発症した。鼻水・くしゃみのみならず、微熱が下がらないという苦しい状態が続いた。医者に行っても風邪という診断で(当時まだ花粉症はあまり知られていなかった)、症状が改善しない。耳鼻科で対症療法するしかなかった。
最近は花粉が飛ぶ前から薬を飲むようにしている。薬を飲み始めてからは症状はあまり出ないですむようになった。
2008年3月記