天皇の日本史 武光誠 平凡社新書
ISBN978-4-582-85372-8 760円 2007年5月
目次
はじめに
第1章 天皇の聖性の起源
第2章 「天皇の挑戦」としての院政
第3章 平氏政権と天皇
第4章 皇室を敬遠した鎌倉殿
第5章 後醍醐天皇の野望と挫折
第6章 江戸幕府と「臣下」の意識
帯にあるように、天皇が謎その地位を保てたのかという謎に挑む。でももちろん、その謎が解けるわけではない。天皇制の成立から江戸幕府までの天皇の位置を概観している本である。
日本共産党さえ容認している現在の天皇制(現在の憲法と密接不可分)なので、私の目が黒いうちに天皇制がなくなることはないだろう。それどころか、若い男子の天皇継承者ができたので、女性天皇もないだろう。
2007年6月記