三国志曼荼羅 井波律子 岩波現代文庫
ISBN978-4-00-602119-1 1,000円 2007年5月
目次
第一部
三国志の英雄たち 曹操と劉備
三国の組織構造
曹操と清流派 もう一つの三国志
曹操をとりまく女性たち
三国志時代の詩人たち
曹操姦雄伝説の形成
魏の諸葛一族
第二部
周瑜伝
諸葛孔明
蜀の五虎将軍
関羽の武将
諸葛亮はなぜ蜀を選んだのか
第三部
陳寿の「仕掛け」
民衆世界の三国志
湖南文山『通俗三国志』
日本人と諸葛亮
私にとっての『三国志』
乱世の群像 三国志の人々
三国志世界の末裔たち
三国志の美将たち 『三国志』から『三国志演義』へ
年表
あとがき
岩波現代文庫版あとがき
姦雄曹操に焦点を当て、その再評価を行う第1部、周瑜や諸葛孔明、さらには蜀の将軍たちを論ずる第二部、三国志から三国志演義、その他の話題を扱う第三部という感じであろうか。
1990年から1995に書いたものをまとめて1996年に筑摩書房から出たものに、2004年から2005年に書いたものが追加されている。この間に、筆者は三国志演義の全訳を行っていた。
2007年6月記