核爆発災害 高田純 中公新書1895
ISBN978-4-12-101895-3 860円 2007年4月
目次
第1章 奇跡の生存者にみる広島空中核爆発の直下
第2章 地表核爆発実験
第3章 核爆発災害の科学
第4章 核に関わる危険な事態と技術
第5章 被害と防護のシミュレーション
あとがき
参考文献
核爆発が実際にどのような被害(この本では災害)をもたらすのかを解説する。
ビキニ水爆実験で死の灰を浴びた第5福竜丸の乗組員は、治療に用いられた輸血の血液が肝炎ウイルスに汚染されていたため、死者まで出したという。これは知らなかった。
東京(大都会)が核攻撃を受けた際の避難の仕方も出ているが、電力の供給を前提としているもの(地下鉄で避難とか)は、その電力の供給もストップしていると考えた方がいいと思う。
2007年5月記