百年前の私たち

百年前の私たち 雑書から見る男と女 石原千秋 講談社現代新書1882
ISBN978-06-149882-2 740円 2007年3月

目次
はじめに
第1章 「脳力」とは何か
第2章 進化論と優生学
第3章 なぜ「社交」が必要だったのか
第4章 社交場として博覧会
第5章 不純な男女交際
第6章 男は神経衰弱、女はヒステリー
第7章 性欲を研究する時代がやってきた
第8章 学生という階級
第9章 青年たちのハローワーク
第10章 「堕落女学生」は世間がつくる
第11章 女は「矛盾」、女は「謎」
第12章 結婚の前夜に
第13章 「婦人問題」とはどんな「問題」か
第14章 バックラッシュ! 「新しい女」
第15章 危険思想だった「自我」
あとがき

 明治期の庶民は何を考え、どう生きていたのだろう。当時の雑文からその記憶をたどろうとする。漱石の研究家ということで、ところどころに漱石にからむ話も出てくる。

2007年4月記

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