鎮魂のカラコルム 石川信義 岩波書店
ISBN4-00-023837-X 2,100円 2006年7月
目次
まえがき
第1章 カラコルムふたたび
第2章 カラコルム・ハイウェイ
第3章 要衝の地 ギルギット
第4章 杏の里 フンザ
第5章 地の果て ヒスパー
第6章 ヒスパー氷河 遡行
第7章 鎮魂のカラコルム
第8章 アリとクルバーニ
第9章 別れの「風の谷」
第10章 1人旅 パミール・カシュガル
あとがき
1965年、当時未踏であったキンヤンキッシュ(7852m)を目指した東大隊の副隊長兼登攀隊長だった筆者、そしてそこで隊員を失った筆者が36年後、74歳になった2004年にようやく再訪が叶う。鎮魂と自分が決めたアタックルートの判断が正しかったの確認のために。必死で登る氷河、昔のポーターとの懐かしい再会など。
パキスタン側から入り(現地の日本人が案内してくれて)、帰途はカラコルム・ハイウェイのクンジュラ峠を越えて一人旅、中国側に抜ける。
筆者は精神科医としても、活躍した人のようだ。かなり個性は強い人のようだが。
2007年3月記