サンカの真実 三角寛の虚構 筒井功 文藝新書
ISBN4-16-660533-X 760円 2006年10月
目次
はじめに サンカと三角寛
第1章 「サンカ社会の研究」出版
第2章 サンカ写真集の虚構と作為
第3章 被写体となった人々
第4章 三角サンカ論は虚妄の物語
第5章 三角寛は、なぜ偽りを語ったのか
第6章 三角寛こと三浦守の生い立ち
第7章 新聞記者から小説家へ
第8章 漂白の民サンカの真実
第9章 サンカ資料は、なぜ少ないのか
おわりに ある家族の系譜
この本における三角寛批判は説得力がある。そして筆者のいうとおり、元サンカがまだいくらでもいるなら、今のうちにサンカ研究を進めなくてはならない。
2006年10月記