沖縄生活誌 高良勉 岩波新書新赤966
ISBN4-00-430966-2 700円 2005年8月
目次
まえがき
正月−黒砂糖の香り
夏−芭蕉布ゆれて
秋−サシバ渡る
少年の志・琉球弧の夢 生活誌の最後に
あとがき
失われつつある沖縄の四季の風習・風俗を、個人的体験から紹介する。さらに沖縄から、「琉球弧」の置かれている立場、簡単な歴史、そして個人史と創作詩も。
文化やそこに住む人々の独自性を訴えたいようだし、歴史を考えればやむを得ない面もあるが、もう少し“汎”という立場もないものか。琉球の歴史を考えれば、日本・中国に隷属していた側面もあれば、南西諸島を圧迫していた歴史もあるわけだし。もちろん、本土にだって虐げられている人もいる。
2006年2月記