ダイヤモンドの科学 松原聰 講談社ブルーバックスB1517
ISBN4-06-257517-5 940円 2006年5月
目次
口絵
プロローグ きらめくダイヤモンド
第1章 宝石の王、ダイヤモンドの品質
第2章 ダイヤモンドの鉱物学
第3章 最高の硬さを持つダイヤモンド
第4章 ダイヤモンドの色
第5章 ダイヤモンドの誕生
第6章 ブリリアン・カット
第7章 人工ダイヤモンドと処理ダイヤモンド
第8章 ダイヤモンドのなかの電気や熱
第9章 優秀な工業材料 ダイヤモンド
エピローグ ダイヤモンドは永遠の輝きか
あとがき(参考図書)
さくいん
砂川一郎の「ダイヤモンドの話」(岩波新書、1964年)以来、40年ぶりともダイヤモンドの総合解説本。
筆者が何回も強調しているように、庶民が買えるようなダイヤモンドは所詮資産的宝石というものではなく、身につけて愉しむ程度のものであろう。それすら私には手が届かない(興味もない)。私の興味は地球深部からの手紙という側面である。
この本に注文を付けるとすると、人工ダイヤモンドのうち、「化学気成法(CVD)」の“方法”だけではなく、その“原理”も解説して欲しかったというところか。
2006年7月記