地球史がよくわかる本 川上紳一・東條文治 秀和システム
ISBN4-7980-1260-2 1,900円 2006年3月
目次
第1章 新しい地球観
第2章 地球のしくみ
第3章 地球の形成・生命の誕生(第1事件)
第4章 大陸地殻のはじまり(第2事件)
第5章 光合成のはじまりと超大陸の形成(第3事件・第4事件)
第6章 原生代後期の地球変動
第7章 多細胞生物の出現(第5事件)
第8章 古生代末の生物大量絶滅事件(第6事件)
第9章 恐竜の時代から人事の時代へ
参考図書
索引
最初の2章で現在の地球観を概観し、また地球史編纂の手法を解説する。以後地球史の解説となる。ここではかつての文部科学省特定研究「全地球史解読」で挙げられた7大事件が中心となる。ただ、その時点ではあまり認識されていなかった全球凍結(スノボールアース)については、独立した章(第6章)が与えられている。
新しい知見、またよくわかっていないこともきちんと述べられている。非常に参考になる。
2006年8月記