アメリカの原理主義

アメリカの原理主義 河野博子 集英社新書
ISBN4-08-720349-2 680円 2006年7月

目次
はじめに
第1章 極右の存在
第2章 争点の風景
第3章 宗教右派
第4章 転向−中絶をめぐって
第5章 同性結婚をめぐる争乱
第6章 カルチャー・ウォーズ
第7章 純潔と禁欲
第8章 よみがえる建国の父たち
第9章 テロの衝撃と使命
第10章 神への傾斜
おわりに
参考文献

 アメリカの原理主義は聖書を丸ごと信ずるというものではなく、メイフラワー号に乗ってきたピューリタンの精神に戻れというものらしい。宗教右派というものがその実体という。だから極右とは違い(一部重なるが)、人種差別などは乗り越えているという。

 筆者が女性のためか、関心が中絶・同性結婚にあり、こちらの興味=学校での進化論の扱いにはあまり触れられていないのが残念。

2006年7月記

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