天文学入門

天文学入門 星・銀河とわたしたち 嶺重慎・有本淳一編著 岩波ジュニア新書
ISBN4-00-500512-8 980円 2005年7月

目次
序章 夜空を見上げれば
第1章 わたしたちはどこから来たのだろう 黒田武彦
第2章 太陽系の世界とわたしたちの地球 鈴木文二・高橋淳
第3章 進化する星ぼしと元素の起源 縣秀彦
第4章 銀河系と生命のふるさと 有本淳一
第5章 すばるやハッブル宇宙望遠鏡でみた銀河 嶺重慎
第6章 宇宙のはじまりと現在、未来 嶺重慎
あとがき
課題の解説
参考文献
参考URL
さくいん

 「わたしたちはなぜここにいるのだろう」「わたしたちはいったいどこから来たのだろう」という、即時的かつ根源的な問いに対して、天文学の立場からそれがどこまでわかってきたのかを答える。コンパクトにまとまって、記述も簡潔でわかりやすい。課題と解説もいいだろう。図・写真もいい。

 あえて注文を付けるとすれば、中学・高校の理科副読本として使われる可能性が高い本なので、用語は教科書に合わせる(例えば“浸食”→“侵食”)とか、単位もSI単位系に(“太陽エネルギー1分間1cm2あたり8ジュール”→1.37×103J・s-1・m2)など。

2005年8月記

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