アインシュタイン相対性理論の誕生 安孫子誠也 講談社現代新書1704
ISBN4-06-149704-9 720円 2004年2月
目次
プロローグ アインシュタイン26歳、奇跡の年
1章 3大業績への道のり
1 3大業績とそれ以前の研究との関係
2 革命的理論へと導いた要因 自伝ノートから
3 ラブレターに刻まれた研究の足跡
4 アインシュタインの研究プログラム
5 世紀転換期の物理学 二つの研究伝統
2章 京都講演「如何にして私は相対性理論を創ったか」
1 ヴェルトハイマーによるインタビュー
2 京都講演のテキストと翻訳者
3 京都講演全文
4 語られた相対整理tonの構築過程
5 アインシュタインの「日本感想記」
3章 相対性理論をめぐる論争
1 特殊相対性理論はアインシュタインのオリジナルか
2 武谷三男−広重徹論争とダリゴルの見解
3 アインシュタインの独自性はどこにあるのか
4 天才の直感か、論理的推論か
4章 「双子のパラドックス」の真実
1 宇宙飛行士の寿命は延びるのか
2 一般相対性理論は不必要か
エピローグ
文献案内
索引
アインシュタインの相対性理論そのものの解説書ではなく、相対性理論がいかに創り出されていったか、そしてその意味は何かを解説する。奔放なアインシュタインの私生活の一端にも触れられている。
筆者は双子のパラドックスには否定的見解(非対称加齢=宇宙飛行士の寿命は延びる)である。
2005年1月記