サウジアラビア

サウジアラビア−変わりゆく石油王国− 保坂修司 岩波新書新赤964
ISBN4-00-430964-6 780円 2005年8月 

目次
序章 パラドクス
第1章 王族
第2章 石油の力
第3章 変わりゆく社会
第4章 リヤードの春?
終章 未来への道
あとがき
サウジアラビア略年表

 正直いってよくわからない国、サウジアラビア。この本はサウジアラビアの現状を解説する。イスラム社会にあって外向的には親アメリカ政策をとり、内省的にはイスラム原理主義的にかたくなに宗教第一政策を維持する。そこには、「民主」とか「人権」(とくに女性)という概念はない。旅行で訪れることはあっても、すみたくはない国の一つ。

 とはいっても、徐々に変わりつつあるようだ。石油の枯渇との争いだろう。

2005年11月記

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