ISBN4-8265-0416-0 2,000円 2005年5月
サンカ・廻游する職能民たち サンカ学叢書第2巻 飯尾恭之 批評社
ISBN4-8265-0416-0 2,000円 2005年5月
目次
はじめに
第1章 翁との出会い
第2章 翁の廻遊したグラウンド
第3章 物質資料
第4章 セブリバの調査
第5章 サンカの生業調査
第6章 サンカの事件簿
第7章 テリトリー・その他のこと
第8章 総論 サンカにあった人々の記録とセブリバの施設構造
第9章 総論 サンカの道具とウメアイ
第10章 総論 サンカの移動生活と伝承文化
愛知県北部を廻遊していたらしい、すなわちサンカらしい翁との出会い。彼を頼りに必死にサンカの実態に迫ろうとする。すでに翁も定住生活をして久しい。教えてもらえることもあるし、教えてくれないもののある。覚えていることもあるし、忘れたこともある。
「サンカ」の写真としてこの本出ているのは、三角寛の本からの引用である。戦後間もないころまではまだ当たり前にいたのだろうか。
筆者が翁に出会ったのは1980年代。サンカのことを伝える人はもういないかもしれない。
サンカ学入門
サンカ・廻遊する職能民たち（考察編）
2005年6月記