三国志名言集 井波律子 岩波書店
ISBN4-00-023013-1 2,500円 2005年9月
目次
序
梗概
年表
1 得て何ぞ喜ぶに足らん、失いて何ぞ憂うるに足らん
乱世の開幕
2 忠言は耳に逆らう
華北に覇を争う
3 酒に対して当に歌うべし。人生幾ばくぞ
赤壁の戦い
4 既に隴を得て、復た蜀を望まんや
三国鼎立の時代
5 竹は焚く可くも、其の説を毀つ可からず
英雄たちの退場
6 天数 茫茫、逃がる可からず
天下再び一統
解説
参考文献
図版一覧
人物解説
初句索引
あの三国志演義の決めぜりふを追いながら、三国志演技を解説する。
30年ほど前、平凡社中国4大奇書シリーズの一つとして出た三国志演義を読んだ。紅楼夢以外はとてもおもしろかった。とはいえ、細かい筋は当然忘れてしまっている。この本は、それを思い出させてくれる。終わりにまとめられている「人物解説」も便利である。何しろ登場人物が多く、それもいろいろなところに出ているので、こうしたものがあるとありがたい。
2005年9月記