観覧車物語 福井優子 平凡社
ISBN4-582-83251-2 2005年1月 2,800円
目次
第1章 観覧車と私
第2章 旅と観覧車
ニューヨークの観覧車
イリノイ州の観覧車
ヨーロッパの観覧車
第3章 日本の観覧車
明治の観覧車
日本における観覧車の起源
大正・昭和の観覧車
平成の観覧車
コラム ユニークな観覧車
付録 観覧車雑学
あとがき
索引
参考文献
丸一冊観覧車の本。こうした“際物”は、きちんと記録をとるようなものでないので、一度撤去されると、それがどのようなものであったのかを思い出すのは難しい。
この本に出ている後楽園の二重観覧車はうっすらと記憶にある。現在は巨大観覧車の時代で、私もいくつか乗ったことがある。何となく楽しい。
この本の表紙(口絵にも出ている)は、筆者がネットオークションのバトルで入手した観覧車双六である。落札値は121,000円だったそうだ。それをいまはUVカット付きガラス額に入れて楽しんでいるそうである。
アメリカにはノーム(ノーマン・アンダーソン)という、観覧車研究家(もとはノースカロライナ州立大学科学教育学教授)がいて、彼が不定期に出している「観覧車通信」というものがあり、はじめ筆者はその<極東特派員>だったのが、<東京支局長>に昇進したという。
2005年3月記