ウォーター・ビジネス 中村靖彦 岩波新書新赤878
ISBN4-00-430878-X 2004年2月 780円
目次
まえがき
第1章 ある水資源争奪戦 山梨県白州町の場合
第2章 なぜ、いま水か?
第3章 ボトル・ウォーター戦争(1) 急成長の日本市場
第4章 ボトル・ウォーター戦争(2) 乱戦の市場・アメリカ
第5章 ボトル・ウォーター戦争(3) 成熟した市場・フランス
第6章 ミシガン州の水争い
第7章 穀倉地帯の地下水が危ない
第8章 牛丼一杯・水2トン
第9章 中国の「南水北調」計画
第10章 コングロマリットは水を狙う
第11章 海水INボトル
第12章 水は誰のもの?
あとがき
参考文献
ペットボトル入の水を買うなんて、私の子供のころは想像もつかなかった。いまでも、リッターあたりの価格がガソリンより高いこともあるとか、この本にも出ているが、水を材料にしているがはるかに手間暇かけている醤油より高いとか、感覚的には納得しがたいものもある。
だが現実ははるかに進んでいて、もう水は大企業の支配下におかれそうである。ペットボトル入の水ばかりではなく、水道そのものも狙っているようだ。
2004年3月記