宇宙と地球の起源 ビッグバンから人類誕生まで

宇宙と生命の起源 ビッグバンから人類誕生まで 嶺重慎・小久保英一郎編著
岩波ジュニア新書471 ISBN4-00-500477-6 820円 2004年7月

目次
はじめに
第1章 宇宙の始まり 横山順一
第2章 元素はどこから来たのか 山田章一
第3章 宇宙をおおう大規模構造 北山哲
第4章 さまざまなタイプの銀河の構造 梅村雅之
第5章 星が生まれる現場 大塚修一郎
第6章 ブラックホールのつくり方
第7章 太陽系の誕生 小久保英一郎
第8章 水惑星・地球へ 阿部豊
第9章 生命の起源 小林憲正
第10章 人類までの道のり 瀬戸口烈司
第11章 生命・物理現象と多様性 吉川研一
おわりに
さくいん

 2004年1月、理論天文学懇談会主催の「起源−ビッグバンから人類へ」というシンポジウムの内容を中学生・高校生向けにまとめ直したものだという。たしかに、目次には興味深い項目が並んでいる。それらの誰もが持つだろう根元的な問いに、現在科学がどこまで答えることができるようになってきたのかがよくわかる。

 私の「われわれは何者か」の<銀河の歴史>も書き直しが必要なようだ。また、これから書こうと思っている惑星や太陽系の起源、人類の起源にも大いに参考になる。

2004年8月記

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