カラー版鎌倉 感じる&わかるガイド 岡田寿彦・関戸勇 岩波ジュニア新書463
ISBN4-00-500463-6 980円 2004年3月
目次
はじめに
地図
I 鎌倉と出会う
北鎌倉から鶴岡八幡宮へ
II テーマでつかむ
1 鎌倉時代のまちづくり
2 海と鎌倉
3 戦いと鎌倉
4 新稿・伝説と鎌倉
5 女性史の中の鎌倉
6 環境・景観問題と鎌倉
さくいん
コンパクトな鎌倉ガイド。この本を片手に鎌倉を歩くのもいいだろう。なお、岩波ジュニア新書には「鎌倉史跡ガイド」という本もある。
最後の環境・景観問題は非常に難しい問題だと思う。今ある家々も史跡を壊したところに建てられたものかもしれない。あとから移り住もうとする人たちには、既得権をふりかざしているだけと思われてしまう可能性もある。
鎌倉というより、腰越には小さいころに住んだことがある。ほとんど憶えていないが、当時はたんなる漁村だったはずである。貧しかった我が家は、一軒家の2階の一室を借りて一家ですんでいた。台所もなく、練炭コンロで煮炊きしていた記憶がある。その後、吉祥寺(正確には三鷹)の社宅に移ったが、魚屋さんの魚の鮮度の違いに母が驚いていた。もっとも、吉祥寺駅前のハモニカ横町の魚屋を見つけてからは、そのような不満はなかったようだ。