調べてみよう エネルギーのいま・未来 槌屋治紀 岩波ジュニア新書444
ISBN4-00-500444-X 780円 2003年8月
目次
はじめに
1章 身の回りのエネルギーを見よう
2章 エネルギーをどう見ればいいの
3章 資源と環境は本当に危機なのか
4章 効率を上げるためにどんなことが必要か
5章 太陽エネルギーは有効なのか
6章 自動車のエネルギー効率は?
7章 エネルギーの将来像
8章 ライフスタイルも考えよう
日本はエネルギー面においてピンチなのだろうか。チャンスであると筆者はいっている。(ということは他国は?)
筆者は「成長の限界」の筆者ドネラ(ダナ)・メドウス(2001年死去)に誘われて、1991以来ハンガリーのバトランで行われているワーク・ショップに参加している。
どうやれば、効率よくエネルギーを得られるのかを検討する。とくに、太陽エネルギーや自動車を見積もる。
ライフスタイルとして、「ハンカチ、ハンドドライヤー、ペーパータオル」「FAX、郵便」「電子レンジ、ガスレンジ」「電子メール」を比較・検討する。
最後に、生物としてのヒトは1日に1kgの二酸化炭素を排出しているが、その10倍の二酸化炭素を化石燃料の消費という形で排出している。これは、1人が10人の奴隷(自動車、冷暖房など)を持っていると同じ(日本は25人、アメリカは55人)、過去の王侯貴族なみの生活であると警告する。
2004年1月記