江戸の食生活

江戸の食生活 原田信男 岩波書店
ISBN4-00-022267-8 2,800円 2003年11月

目次
はじめに
序 江戸の食べ物商売
I 江戸の食べ物事情
 一 肉食の実態と供給
 二 果実の楽しみ
 三 酒・茶・タバコ
II 江戸おりおりの食
 一 食と労働のサイクル
 二 下級武士の食事記録
 三 将軍の儀礼食と食事
III 食の倫理と身体観
 一 豪農の食事観と接待
 二 医療同源の思想
IV 山海の恵みと飢饉
 一 山の食生活
 二 海の食生活
 三 飢饉と救荒食
V 異域・異国の食
 一 蝦夷の食生活
 二 琉球の食生活
 三 異人への饗応
あとがき
初出一覧
参考文献
参考資料
図版出典一覧

 江戸時代、江戸の庶民や下級武士の食生活はどうだったのか。また将軍は? 江戸以外の地、農村、漁村、山村は? また、蝦夷・琉球は? さらに当時の知識人は「食」をどうとらえていたのか? こうしたふつうはなかなかわからない疑問に答える本。例えば、江戸では既に切り刻んだ状態の野菜が売られていたとか。

 味の素社の広報誌『VESTA』に書かれたものの再録が多い。

2004年2月記

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