小さな塵の大きな不思議 ハナ・ホームズ 岩坂泰信監修 梶山あゆみ訳
紀伊國屋書店 ISBN4-314-00957-8 2,800円 2004年3月
目次
謝辞
はじめに
第1章 一粒の塵に世界を観る
第2章 星々の生と死
第3章 静かに舞い降りる不思議な宇宙の塵
第4章 砂漠の大虐殺
第5章 空を目指す塵たち
第6章 塵は風に乗り国境を越えて
第7章 塵は氷河期に何をしていたのか
第8章 ひたひたと降る塵の雨
第9章 ご近所の厄介者
第10章 家のなかにひそむミクロの悪魔たち
第11章 塵は塵に
解説(岩坂泰信)
訳者あとがき
参考ウェブサイト
参考文献
塵の話から、宇宙や自然界の不思議にもっていくのかと思ったら、後半は塵と健康の話がメインになってくる。いちおう「衛生仮説」(塵・ばい菌だらけの方が健康によい)も紹介しているが、全体のトーンは「塵が人間の健康に対していかに危険か」という面に力点が置かれている。
2004年6月記