神聖ローマ帝国

神聖ローマ帝国 菊地良生 講談社現代新書1673
ISBN4-06049673-5 720円 2003年7月

目次
序章 神聖ローマ帝国とは何か
第1章 西ローマ帝国の復活
第2章 オットー大帝の即位
第3章 カノッサの屈辱
第4章 バルバロッサ-真の世界帝国を夢見て
第5章 フリードリッヒ二世-「諸侯の利益のための協定」
第6章 「大空位時代」と天下は回り持ち
第7章 金印勅書
第8章 カール五世と幻のハプスブルグ世界帝国
第9章 神聖ローマ帝国の死亡診断書
終章 埋葬許可証が出されるまでの百五十年間
あとがき
神聖ローマ帝国関連略年表
参考文献

 なぜ、ドイツ−オーストラリアに根をはる王国が「神聖ローマ帝国」なのか。本家のイタリアでそれが生まれなかったのはなぜか。フランスはどうだったのか。こうした難しい問いに、新書で答えるのは難しいかもしれない。しかし、この本はそれを簡略に描いてみせる。

 神聖はまあいいととして、「世界帝国」であった古代ローマ帝国と、それがもたらしたパクスロマーナへの漠然とした憧れから「ローマ帝国」という名が重みを出したのだろう。いくら「ドイツ国民の「神聖ローマ帝国」」であったとしても。

 類書に「ハプスブルグ家の宮殿」がある。

2003年8月記、2004年5月追記

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