ひょっこりひょうたん島熱中ノート 復刻版 伊藤悟 メディアパル
ISBN4-89610-799-3 2000年9月復刻版第1刷 2003年2月第2冊 1,524円
目次 オリジナルは1991年に実業之日本社から出版された。
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ひょうたん島が放映された当時(1964年〜1969年)、小学生から高校生だった筆者は、必死でひょうたん島のノートをとる(のちに、テープレコーダーからの「起こし」や、ひとみ座から台本を手に入れるようになる)。せりふだけでなく、舞台や小道具の配置まで絵にする凝りよう。これが、日にリメーク版(1991年)の放映に役立ったという。なにしろ、NHKにはほとんどビデオもいないし、作者の山元護久、井上ひさし両氏やひとみ座にも台本が残っていないという。 この番組は私も好きだった。ドン・ガバチョ(藤村有弘)の話術、博士(中山千夏)、サンデー先生(楠トシエ)、ライオンさん(滝口順平)、他の登場人物みんなよかった。棒で操る人形もよかった。ミュージカルのような構成、両作者の才能が光る。当時からカラー放送だったらしいがその印象はない。 2003年2月1日、TV50年記念ということで、NHKBSで特別番組が組まれた。その中に「人形劇大集合」というものがあり、ひょうたん島はじめ、懐かしい人形劇が回顧された。その中ではひょうたん島はもちろん中心的な存在だった。そして、30分の新作「人間レコードの巻」(未完)も放映された。魔女たちによってひょうたん島の住民たちが、いつも歌っていなくてはならない人間レコードにされてしまったのだ。もっとも、今の子供たちに「レコード」といってもぴんと来るか不安であるが… 右はNHKソフトウェアから販売されているひょっこりひょうたん島DVD。 |
2003年1月31日には、TV50年記念切手も販売された。その1枚が「ドン・ガバチョ」であった。
2003年3月記