ドイツ史10講 坂井榮八郎 岩波新書新赤826
ISBN4-00-430826-7 2003年2月 740円
目次
第1講 ローマ・ゲルマンの世界からフランク帝国へ
第2講 神聖ローマ帝国とヨーロッパ
第3講 カール4世と中世後期のドイツ
第4講 宗教改革時代のドイツとヨーロッパ
第6講 ドイツ統一への道
第7講 ドイツ帝国の光と影
第8講 第一次世界大戦とワイマル共和国
第9講 ナチス・ドイツと第二次世界大戦
第10講 分割ドイツから統一ドイツへ
あとがき
紀元9年、ゲルマン民族(ケルスキー族)の首長アルミニウスがローマ帝国のウァールス将軍を打ち破った「トイトブルグの森」(つい最近遺跡が発見されたという)から、東西ドイツの統一までのドイツ史をコンパクトにまとめた本。
日本史と違って、さまざまな王国が現在とはかなり違う「国境」を接しながら栄枯盛衰を繰り返してきたヨーロッパ。民族と国家の輪郭も曖昧であるので、いわゆる日本史とは様相がかなり異なる。そうしたヨーロッパの中の「ドイツ」に焦点をあてて、その歴史を解説する。
2003年2月記