飛鳥 −歴史と風土を歩く− 和田萃 岩波新書新赤850
ISBN4-00-430850-X 740円 2003年8月
目次
はじめに 飛鳥川上流を歩く
第1章 飛鳥を開いた人々
第2章 蘇我氏の登場
第3章 飛鳥の春秋−推古朝から蘇我氏の滅亡へ
1 諸宮あつまるところ
2 蘇我氏の滅亡
第4章 斉明朝の飛鳥 −「興事を好みたまふ」女帝
1 漏尅の発見
2 酒船石遺跡をめぐる
第5章 飛鳥浄原宮の歳月 −律令国家の成立へ
1 壬申の乱と飛鳥
2 天武朝の新しい政治
3 飛鳥京の二つの顔−工房と苑地
4 藤原京へ
第6章 故郷“飛鳥”
おわりに−飛鳥をどう受け継ぐか
あとがき
参考文献
飛鳥を歩くときの背景が深くなる本だと思う。私が子供のころ謎の遺跡だった石舞台は、蘇我馬子の墓らしいこと、酒船石は酒船石丘(人工物だという)一帯の、水を利用した苑地(蓬莱山をイメージした)ものなどが明らかになっているようだ。
2003年12月記