地震と噴火の日本史 伊藤和明 岩波新書新赤798
2002年8月 700円 ISBN:4-00-430798-8
目次
はじめに
第1章 「日本書紀」が語る古代の地震
第2章 歴史に見る火山の大噴火
第3章 巨大地震と巨大津波
第4章 地形を変えた内陸直下地震
第5章 大都市直下の大地震
日本は火山国であり、地震国である。著者はこの火山災害・地震災害の語り部で、かつてNHKの解説委員をしていたころも、こうした話題でよくTVに登場していた。この本は、筆者の著書のひとつ「地震と火山の災害史」(同文書院、昭和52年10月)の25年ぶりの増補改訂版といった本である。
火山災害、地震災害はこれからも何回も繰り返されるだろう。そのとき、過去にどのような形で火山、地震の災害がもたらされたかを知っておくことは、今後の被害を最小限にとどめるためには大変に有効だと思う。このような意味で、こうした本が岩波新書に入ったことは喜ばしい。
※ 「地震と火山の災害史」は、なぜか国会図書館の図書検索システム、Web-OPACでヒットしない。
http://www.ndl.go.jp/
2002年9月記