地震・津波・噴火の歴史 追加と正誤表

産総研地質調査総合センターの研究員 棚橋 学氏、兵庫県立須磨東高等学校 岸本 浩氏、入内島 健氏とその他読者からの情報とご指摘です。「ブラサ」についてはさらに調べ直してみました。ありがとうございます。

☆ 追加

・p.57 最下行から

 町よりも七ブラザ(筆者注:ブラザは長さの単位、1ブラザが何mなのかは不明)以上の高さで(波が)打ち寄せた。

  → 町よりも七ブラサ(ブラサは長さを表す古い単位の一つで約2m(1.7m〜2.2m)。7ブラサ≒14mになるので、現在の推定値10m以上と矛盾しない)

※ ブラサの原綴りはわかりませんが、brasa、braza、bracaなどを検索すると下のようにあり、1.6718m〜2.2mという換算になるようです。

・ brasa unit of length で検索

Numbers and Units in Old Tagalog - 148 ページ - Google ブック検索結果
Jean-Paul G. POTET - 2016 - ‎Social Science
BRAZA : Span. braza pl. brazas (> Tag. brasa : brása) = fathom, a Spanish unit of length mainly used in the navy; it is equivalent to 2 varas or 1.6718m(Academia)
読みは「ブラサ」のようです。

ここでfathomという単位も出てきます。
Historical Dictionary of Chile - 780 ページ
Premetric unit of length (0.836 meter). Two varas (“yards”) make a braza(“fathom”).

ファゾムなら現在でも残っている単位で、日本語では尋(ひろ) になり、6feet(183cm)になります。なので、上の1.6718mに近いですが、微妙に違ってしまいます。

・braza unit of length で検索

フィリピンに残っていた単位らしいとこはわかります。

・ braca unit of length で検索

Europe and China: Science and Arts in the 17th and 18th Centuries139ページの脚注には、下のようにあります。
Varas is an old unit of length : 1vara = 1.1m
Braca is an old unit of length : 2.2m corresponds to 2varas

もう一つ、End of the Peasantry: The Rural Labor Movement in Northeast Brazil, ...Anthony Pereira - 1997 では

braca is unit of length ,about six feet とあり、そうすると1braca=183cmになります。

ただ、現在ではきちんと1feet=0.3048cmとなっていますが、もともと定義の曖昧(人の足の大きさ)なものです。

 そこで、1ブラザ≒2mとしました。

※ 単純にポルトガル語辞典とスペイン語辞典で調べました(2016年11月1日)。そう厳密なものではないでしょうから、とりあえず1ブラザ≒2mでもいいかと思います。

ポルトガル語辞典では「braca」→長さの単位としては「尋、ファゾム」

スペイン語辞典では「braza」→長さの単位としては「尋、ファゾム」

braça

★ 訂正

・p21 下から9行目

阿蘇(26km×23km) → 阿蘇(25km×18km)

・p.23 下から3行目

地震の1割以上が(付近を含めて)で起きているという → 地震の1割以上が(付近を含めて)起きているという

 

・p.45 国府津−松田断層の図

 相模原トラフ → 相模トラフ

 

・p.54 上から8行目

 支払われないこともありますが、その場合は面倒で、それを自分の責任で → 支払われないこともありますが、そのときは面倒で、それを自分の責任で

 

・p.67 メタンハイドレートの分布図(元図)
 モノクロにする過程で黄色(メタンハイドレートが存在するところ)と薄緑(紀南海山列)の区別がなくなった。右の図を参照してください。

https://staff.aist.go.jp/okuda.gsj/sonota.htm http://www.mh21japan.gr.jp/pdf/BSR_2009.pdf

・p.95 下から8行目 上の“地球の気候に影響を与えるほどではありません。”に引きずられてしまいましたが、「直接的な」につなげるのなら「原因」のほうがいいと思います。

「天明の大飢饉」の直接的な影響とは → 「天明の大飢饉」の直接的な原因とは

 

・p.151 上から4行目

 1923年の関東大地震は、ユーラシアプレートとその下に潜り込もうとしているフィリピン海プレートとの境界で起こる境界型(海溝型)の地震で

→ 1923年の関東大地震は、北米プレートとその下に潜り込もうとしているフィリピン海プレートとの境界で起こる境界型(海溝型)の地震で

 

・p.169 本文1行目

 1月3日(?)に三河湾で起きた → 1月13日に三河湾で起きた

 

・p.174 上から3行目

「彼は心臓の鼓動4拍で1秒という訓練を積んでいるので…」 → 「彼は1秒間に1、2、3、4と数を4回数える(1秒で4拍)訓練を積んでいるので…」

 

・p.213 上から2行目

 16時15分 → 11月21日16時15分

 

・p.216 図のキャプション

 地層断面所 → 地層大切断面

 

・p.292上から6行目

 活断層もあるいうことです。 → 活断層もあるということです。

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