谷川岳

 2003年9月23日(火、秋分の日)、谷川岳に行ってきました。 2012年10月24日はこちら、2013年10月14日はこちら

 最近休日は天気が悪く、またデジカメを修理に出していたので、しばらくお休みでした。でも、22日の予報では、23日は晴れそうです。しかし、曇りの確率も高く迷っていました。23日になったら予報がかなりいい方に変わっていました。

 ということで、またまた急遽山に行くことにしました。山に行くにしてはあまり早くない5時40分ころ出発。谷川岳を目指すことにしました。少し車は出始めていましたが、渋滞というほどではありません。関越道を水上ICで降り、天神平ロープウェイ駅に行きます。ものすごく大きな駐車場でした。祝祭日は6時からロープウェイが動いています。

 ロープウェイ終点の天神平(1,321m)から歩き始めます。8時30分ころになっていました。あまり天気はよくなく谷川岳はガスに隠れています。一部分見えるところは急角度。大分以前にいったときの記憶では、頂上近くまではあまりたいしたところはなく、頂上近くはガレ場で、一歩前進二歩後退という感じで大変だったというものでした。印象が違うのでまずビビリました。

 それでも熊澤穴避難小屋まではそうたいしたことはありません。9時ころには着いてしまいました。でもここからが、記憶とはまったく違った急登です。ザイルを垂らしたところや、鎖を垂らしたところもあります。それでも何とか登り、ガスに煙る肩の小屋に着いたのは10時ころでした。このへんの道は大変に整備されていました。風が強く、頂上から降りてきた人たちも寒そうで、何も見えないしすぐに降りてきたといっていました。

 一応頂上まで行って、ガスって寒かったらすぐに降りるつもりで登ってみました。肩の小屋から頂上は10分程度です。谷川岳は双耳峰で、肩の小屋側は三角点があるトマノ耳、標高は1,963.2mです。すでに結構大勢の登山者がいました。でも何も見えない。少し待ってみたら、ガスが流れて一瞬オキノ耳が見えました。向こうの方がすいていそうです。

 そこで、オキノ耳を目指すことにしました。そうすると、苗場と後ろの北アルプスが見え始めました。オキノ耳は10時25分ころに到着。このオキノ耳は1,977mなのでこちらの方が高いようです。トマノ耳はガスっていますが、オキノ耳は天気がいい。とくに苗場と後ろの北アルプスの展望がいい。東西に延びる谷川岳から万太郎山の尾根を、南側から雲が乗り越えて、その一部は渦を巻いて逆に再び尾根に向かいます。見飽きない光景です。風をよけて、おにぎりを食べながら休憩とします。

 名残惜しいのですが、10時45分ころ下山を開始しました。一瞬トマノ耳が見えたりします。結構急峻な頂上です。再びトマノ耳に戻ったのは11時ころでした。

 熊澤穴の避難小屋が12時ころ、天神平は12時40分ころになっていました。

 時間があったので、ロープウェイ土合駅から一の倉沢に行ってみました。700人くらいの犠牲者を出したという「魔の谷川」の象徴でです。確かに大迫力の岸壁です。この日も岸壁にとりついている人がいるということでした。以前と比らべるとロッククライミングをやる人は少なくなっていると思います。

 帰りの高速は、お彼岸の中日ということもあり、所沢ICあたりから渋滞でした。さらにうちの近くの道路が神社のお祭りで交通規制が引かれていて大変でした。

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熊澤穴避難小屋からは、ザイルや鎖を垂らした急登が続く。 ガスに煙る肩の小屋。 トマノ耳から、一瞬オキノ耳が見えた。行かなくては。 苗場(スキー場がたくさん)の後ろに、北アルプス(五竜から唐沢岳方面らしい)。 雲はすっかり秋の雲。
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尾根を乗り越える雲。 オキノ耳で記念写真。 トマノ耳を見る。頂上にたくさんの人が見える。 一の倉沢の大岸壁。この時期にまだ雪渓も残っている。 雪渓付近のクローズアップ。

2003年9月記

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