高柄山

2008年4月29日、四方津(しおつ) 近くの高柄山(たかつかやま) に行ってきました。

  例により、JR高尾駅6時14分発松本行きに乗り、四方津で降りました。降りたのは5人。ハイカーは私だけのようです。

  6時40分ころから歩き始めます。まず中央線のガードをくぐり線路の南側に出て、しばらくは舗装道路を歩きます。登山道に入っても、それほど急ではない道が続きます。前回の坪山ほどではありませんが、ツツジのほかにいろいろな花が咲いています。新緑もきれいです。ただ、天気予報からピーカンを期待していたのですが、雲がなかなかとれません。

 少し平らになったところ(右に曲がるような所)で、左にとると611.6mの三角点です。ここをやり過ごし、かなり行くと林道に出ます。林道を左にとって、しばらく行くと、「高柄山」の表示があるので、そこからまた山道に入ります。ここからは結構きついアップダウンの連続です。

 頂上(733.2m)は9時15分。食事と大休止。南側は曇っています。でも、北側はかすんではいますが、少し見えます。9時35分に出発。

 ここからも急降下。ただ小さなこぶは巻いていくので少しは楽です。新矢ノ根峠には四阿があります。昔は旧矢ノ根峠から鶴島に降りられたようですが、いまはゴルフ場の金網(上部鉄条網)で閉鎖されています。ここからは断続的にゴルフ場の金網沿いの道になります。

 鶴鉱泉と御前山の分岐まで降りると、ようやくこの日の初めての登山者たちに出会いました。鶴鉱泉から登ってきたという3人組のパーティでした。このまま鶴鉱泉に降りようか、御前山に登ろうか、少し迷いましたが、どうせだから登ってしまおうと登りだしたら、信じられない急登でした。ここでも、降りてくる2人パーティと会いました。

  頂上が近づくと傾斜が緩くなります。御前山の頂上(484.1m)は11時10分。北側が開けていて気持ちのいい頂上です。

 下りもロープ頼りの急降下。小学校高学年10名くらいの団体(引率3名)が登ってきました。身が軽いから平気なのかな。ようやく急坂を下りきり、ふつうの山道をさらに下るとお墓に出ます。ここからは舗装道路で上野原駅まで30分程度です。

 上野原発12時22分の高尾行きに乗り高尾まで。恒例、高尾駅のおそば屋さんでお蕎麦とビールの昼食をとり、帰宅しました。

 高柄山は20年以上前に行ったことがあります。滑りやすい急坂の連続だったということ、帰りに鶴鉱泉に入ったということを覚えています。今回登ってみて、やはり急坂の連続でした。でも、(後期)高齢者の登山が増えているためか、危なそうな所、急な所、岩場などにはロープが張ってありました。手間はかかるでしょうが、たしかに事故を起こされてから救助に向かうより、このようにしておいた方が結局はコストが低いような気もします。

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四方津駅。 登山道で見た花。何という花だろう。 イカリソウ。 寛政六年(1794年)寅の三月と刻まれています。 新緑。
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高柄山の頂上。 新矢ノ根峠の四阿。 ツツジが満開。 御前山頂上からの眺め。上野原の街の後ろに奥多摩の山々。 ロープが張ってある御前山の下り。

2008年4月記

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