青梅丘陵ハイキングコース

  2016年2月26日、青梅丘陵ハイキングコースを歩いてきました。

  JR青梅線青梅駅には7時30分ころに到着。ここで乗り換え、さらに奥の軍畑(いくさばた)駅まで行って、そこから歩くつもりでした。でも、青梅より先は電車の本数が少なく、次の奥多摩行きまで25分間待つので急遽逆コース、青梅から軍畑を目指すことにしました。

 7時45分ころ出発。駅を出て、少し立川寄りに戻って踏切を渡ります。ここから上り坂の車道です。鉄道公園を目指すことになります。途中ショートカットの公園内の歩道があったのでそこを登ります。結構きつい登り。公園内では早咲きのサクラが数本咲いていました。登り切ると鉄道公園の前に出ます。ハイキングコースはその左側から入ります。矢倉台までは起伏もあまりない幅の広い道です。矢倉台までに4つの休憩所(四阿)が、道から少し高いところに設置してあります。青梅市民にとってはほどよい散歩コースになっているようです。

 矢倉台にも四阿があり、さらに青梅市側に下ったところところにもベンチがあります。このベンチから都心方面の展望があります。矢倉台を過ぎると道は山道らしくなってきます。また、傾斜のきついところも出てきます。展望がきくところはあまり出てきません。それでも、奥武蔵から関東平野、さらに空気の透明度が高ければ日光連山なども見る場所もあります。この日は少し空気の透明度が低かったので、日光連山は見えませんでした。それでも、かすかに関東平野に浮かぶ筑波山が見えました。

 辛垣(からかい)城跡へは急登になります。門に利用したと思われる巨岩は残っていますが、かつて石灰岩の採掘で掘ってしまったために城跡には何も残っていません。城跡から少し行くと辛垣山山頂ですが、展望はありません。さらに山道は続きます。この日の最高地点雷電山は道からほんの少し外れたところにあります。北側に展望が開け、下には採石場が見えます。

 あとは椿峠まではだいたい下りです。椿峠からは車道を歩き、軍畑駅に。駅には11時55分ころに着きました。4時間少しの行程でした。

 青梅行きの電車は12時03分、ちょうどよかった。途中日向和田で途中で下車。和菓子の紅梅苑(かつて吉川英治の未亡人が開いたお店、彼女は20年ほど前に亡くなっているそうです)や十割(とわり)そばの谷津によるためです。谷津は人気のお店、ちょうど昼食時だったので行列を覚悟で行きましたが拍子抜け。とても空いていました。理由は吉野梅郷のウメの間にウメ輪紋ウィルスが蔓延してしまったために、梅の公園のウメ1,500本をはじめ梅郷のウメ約2万本すべて伐採せざるを得なくなってしまったのです。ウメのない梅郷になってしまい、観光客が激減してしまったのです。哀しい。もともとサービスの悪いお店ではなかったのですが、さらにサービス向上を図っているようです。サービスで果実酒を選びましたが、他に選べたシフォンケーキまでお土産に頂いてしまいました。さらに紅梅苑でもお菓子を買ってから帰りました。

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JR青梅線の青梅駅。 早咲きのサクラ。 青梅鉄道公園。 鉄道公園の柵に架かっていた赤塚不二夫会館の看板。 ハイキングコース入り口。
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矢倉台まではこんな感じです。 スギには花粉がびっしり。 矢倉台下のベンチから見る風景。青梅市街と、遠くは都心。左にスカイツリー、右に新宿高層ビル群。 スカイツリーを拡大しました。35mmフィルムカメラ換算800mm。 多摩川の河岸段丘がよくわかります。
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矢倉台からは富士山も少し見えます。 矢倉台を過ぎ、山道らしくなってきました。 4つの窪み、鉄塔跡? 奥武蔵。左のピークが武甲山、真ん中あたりに伊豆が岳。 この奥に日光連山が見えるはず。
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重なり合う子の権現(左)と伊豆が岳(右)。 かすかに筑波山が見えます。 前日の雪がかすかに残っていました。 かつては展望のいい場所だったと思われます。 補助ロープがはってあるような急坂もあります。
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大岳山。鉄塔はJR古里(こり)線。 いろいろなところに分岐があります。 辛垣(からかい)城跡登り口、急坂とあります。巻き道もあります。 辛垣城跡。今は何もありません。辛垣城についてはこちら 辛垣山山頂(457m)。
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辛垣山を降りたところ(巻き道との合流点)にある案内版。巻き道の方が時間が長いので、あまり楽ではないようです。 最後のピーク雷電山(494m).下に奥多摩工業採石場が見えます。 椿峠のハイキングコース入り口。 軍畑駅(無人)です。 かつては外のいすに座れないほどの待ち人がいた谷津なのに…。
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まずは澤之井本醸造(970円)。 サービスの果実酒&サラダ、ほかにフルーツシロップ、シフォンケーキが選べます。 ランチメニューの一つ、十割天ぷらそばセット(1,510円)です。八割りソバにすると1,080円です。 お店の窮状です。 青梅駅ホームの待合室。わざとレトロに作ってあります。なかには古い映画のポスターが貼ってあります。
上の地図をクリックすると、goole mapが開きます。google map上ではハイキングコース入り口からになります。
上の画像をクリックするとgoogle eathが開きます。その行程上で右クリックすると出てくるメニューの高度プロフィルを選択すると、行程の断面図が得られます。

2016年2月記

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