棒ノ嶺(棒ノ折山)3

2011年12月12日、今回は奥多摩側の奥茶屋キャンプ場から棒ノ嶺に登り、あとはいつものように岩茸石山からJR青梅線御岳駅に降りました。
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 JR青梅線の川井駅発7時28分清東橋行きのバスに乗ります。このバスを逃すと、次は12時33分なので、登山には使えません。また、土日は始発が9時27分ですから、日が短いこの時期に、御岳まで歩くのはつらいでしょう。この日のバスの乗客は私を含めて登山者ばかりの5人、そのうち2人は途中で降りました。終点の清東橋まで残ったのは3人、そのうち一人はなんと蕎麦粒山から川乗橋を目指すという健脚者でした。だから、棒ノ嶺を目指すのは二人だけということになりました。清東橋バス停には立派な待合室とトイレがあります。また、トイレは登山道入り口近くにもあります。

 バス停から少し歩いて、7時55分に登山道に入ります。いきなりの急登、登山道脇にはしばらくわさび畑が続きます。よくこんなところでわさびを栽培しているというようなものです。確かに清流ですが。

 何回の急登、あるいは落ち葉で道が隠れてしまった所などを通過して、ようやく頂上(969m)に着きました。先に一人、でもバスで一緒だった人ではない人がいました。9時半頃になっていました。早速おにぎりと味噌汁で朝食です。登りはじめの気温は1℃程度でしたが、この時間になると頂上でも6℃くらいになっています。それでも、先日降った雪が北斜面に残っていました。

 快晴なのですが少し空気が濁っていて、遠くがよく見えません。とくに今回はメインのカメラをおいてきたので、こうした風景はよく撮れません。それでもかろうじて、日光連山、筑波山、スカイツリー、新宿控高層ル群などを捕らえることができました。だんだん登山者が増えてきます。

 30分近く、頂上を楽しんでから出発です。飯能(名栗湖)側からの登山道と合流する権次入峠までの道が凍結しています。次のピークの黒山(842m)は10時半。このあともいくつかのピークを越えなくてはなりません。途中2箇所、三頭山と御前山の間から富士山の頭が見える場所がありました。

 岩茸石山への登りがきつい。おまけに北斜面なので凍結しています。ビデオ撮影しながら登るのを、途中でやめました。年齢的にバランスが悪いので、歩くことに専心します。岩茸石山(793m)に着いたのは12時半頃。先に2人いて、あとから2人来ました。岩茸石山は南側は木々でよく見えませんが、他の方向の展望が得られます。この時間になると、関東平野スモッグにおおわれて、スカイツリーとか新宿の高層ビルはまったく見えなくなっていました。それでも、奥多摩の山々、雲取山から石尾根、川乗山、棒ノ嶺などがよく見えます。ここでも少し展望を楽しみました。

 岩茸石山からは急降下になります。そして、惚岳山(756m)へは小さな岩場もある急登。頂上には13時20分頃にたどり着きました。ここは展望がないので素通りです。あとはいくつかのピーク、小鉄塔、大鉄塔、小鉄塔を通過していきます。

 ようやく御岳側の登山道入り口の慈音寺に着いたのは、14時40分でした。ここはコースタイムよりもかなり時間がかかってしまいました。かなり疲れました。10日に皆既月食を見ていたため、あまり寝ていなかっためかもしれません。その上、楽しみにしていたお蕎麦屋さんの玉川屋は定休日でした。そこで、駅前のラーメン屋さんでみたけラーメン(600円)と生ビール(550円)で、この日を締めくくりました。

bounorei20111212map.jpg (97965 バイト) 行程図。左のサムネイル画像をクリックすると拡大します。緑がバス路線、赤が歩程です。
写真集。左のサムネイル画像をクリックすると、Picasowebのアルバムに飛びます。
動画(その1、奥茶屋の登山道入り口から棒ノ嶺山頂まで)。左のサムネイル画像をクリックするとyoutubeに飛びます。
動画(その2、棒ノ嶺山頂から岩茸石山まで)。左のサムネイル画像をクリックするとyoutubeに飛びます。
動画(その3、岩茸石山から惣岳山を経て、御岳側登山道入り口まで)。左のサムネイル画像をクリックするとyoutubeに飛びます。

2011年12月記

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