棒ノ嶺(棒ノ折山)

  2004年1月11日、連休で天気もよさそうなので、棒ノ嶺(棒ノ折山)を目指すことにしました。埼玉県飯能市側(名栗側)から入り、奥多摩の御岳に抜けるコースをとりました。2009年2月22日の棒ノ嶺はこちら

 西武池袋線飯能駅発7:10のバスに乗るためには、まだ真っ暗なうちから出かけなくてはなりません。そもそもこの1月初めは、1年でもっとも夜明けの遅い時期です。バスが動き出した7時過ぎでもまだ暗い。バスで河又・名栗湖入り口まで約40分(600円)の行程です。

 ここからの登山道は、関東ふれあいの道の一部をなす白谷沢沿いのものと尾根道がありますが、冬期は沢沿いの道は閉鎖されています。8時ころ登山開始。何度かの急登や林道を横切ったりしながら、沢沿いの道との合流点、岩茸石に着いたのは9時35ころ。岩茸石は大きな岩です。昔岩茸が採れたのでしょうか。あとで出てくる岩茸石山とは別の場所です。

 ここからは、凍結した雪が少し残っている階段の急登です。上り詰めたところが権次入峠(こんじりとうげ)。9時55分ころでした。名栗湖などもよく見えます。

 権次入峠から少し歩いたところから、棒ノ嶺山頂まではまた階段、頂上(969m)到着は10時10分くらいでした。頑張った甲斐があって、展望が素晴らしい。ちょっと見にくいのですが、御前山の端に富士山が少し頭を出していました。広い頂上からの展望は、とくに北〜南東方向が優れています。新宿の高層ビル群や筑波山なども見えます。頂上には10人程度いたと思いますが、頂上が広いのでみんなそれぞれに楽しんでいます。私もおにぎりを食べたりしてのんびりしました。

 10時半ごろ、次の目的地岩茸石山を目指します。黒山(842m)などいくつかのピークを越えながら、結構長い道のり。急登・急降下の場所もあります。途中展望が開けるとこともあり、富士山が見える場所も何カ所かありました。もちろん写真を撮ったつもりだったのですが、うまく写っていませんでした。霞んだ遠景は難しいですね。

 岩茸石山(793m)は12時半。頂上には大勢いました。ここは高水三山(高水山、岩茸石山、惣岳山)の一つです。ここはお手軽なハイキングコースなので、食事を楽しむために登ってきた人たちもいるみたいで、豪華な食事を楽しんでいました。若い人のグループも結構いました。

 次の惣岳山(756m)直下はちょっときつい登りです。高水三山は奥多摩の入門コースともいわれているのですが、初めての人は驚いてしまうかもしれません。登っても何ら展望ないので(神社があるだけなので)、巻き道で巻いてしまうという手もあります。頂上は13時15分ころでした。

 ここから下山です。とはいってもまだちょっとしたピークはあります。JR御岳駅近くのお蕎麦やさん(玉川屋)前出たのは14時15分ころでした。全部で6時間15分くらいの行程でした。

 玉川屋(鳩ノ巣の一心亭と並んで有名なお店)でお蕎麦とお酒(ざる大盛820円+生酒700円也)を楽しんで、帰途につきました。ちなみに生酒は、JR御岳駅隣の駅の沢井にある蔵元小澤酒造の澤乃井です。

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バス停から少し行ったところ。トイレや案内板があります。奥に見える赤い橋を渡ったところが登山道の入り口。 権次入峠から、名栗湖を見おろします。 頂上での記念写真。 後ろの左が大持山、右が武甲山、その右はるか後ろに榛名山が見えるはず。 子(ね)の権現、伊豆ヶ岳方面です。
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遠くに新宿の高層ビル群、その手前に多摩湖・狭山湖や西武ドームが見えます。 岩茸石山に向かう尾根道。岩茸石山や惣岳山が見えます。 大岳山から御前山方面。後ろに富士山が見えるはずなのですが。 岩茸石山の山頂です。 岩茸石山から棒ノ嶺方面を振り返ります。

2004年1月記

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