パキスタン(4月5日)

 この日はペシャワール〜タキシラ〜イスラマバード。

 ぺシャワール博物館の開館8時30分にあわせ、ホテルを8時15分に出発。博物館で別途200ルピーを支払うと、館内の写真撮影が許可されます。ちなみに館内のビデオ撮影は3,000ルピーです。また入館料は外国人100ルピー(パキスタン人10ルピー)という設定です。館内にガンダーラ仏教関係ばかりではなく、ペシャワール地方の歴史民俗宗教資料も展示されています。

 博物館見学を終え、いよいよイスラマバードに向かいます。途中のアトックはインダス川とカブール川の合流地点です。

 昼食後、タキシラの世界遺産遺跡見学。まずジュウリアン遺跡。ここは僧院跡です。保存状態がよく、台所、食堂、瞑想室ばかりか食器洗い室までがわかります。ただ、仏像関係は博物館に引き上げられているようです(小さい金網で囲っただけの博物館なら内部にあります)。修学旅行(社会科見学)に来たらしい地元の中学生(男女)から、珍しい日本人ということで見物されたりもしました。

 次に城址シルカップの見学。ここは土台が残っている程度です。しかし、当時は大きな町であったことが忍ばれる程度は残っています。

 その後タキシラ博物館(内部は撮影禁止)に寄りました。

 いよいよイスラマバード市内の観光へ。サウジアラビア王の寄付、トルコ人建築家の設計で建てられたという、パキスタン最大のモスク、シャー・ファイサル・モスク(寄付者の名がつけられている)の見学です。10万人が一度にお祈りできるという巨大さです。四隅にある塔の高さは90m(エレベータはあるが、信者以外は登れない)もあります。ちょっと信仰の場というよりも、観光地化されている感じもしました。

 この後最後の観光、イスラマバード郊外のマルガラ・ヒルに登り、イスラマバード(計画的に作られた新市街と旧市街ラワルピンディ)が望めます。

 市内のレストランで夕食をとった後、空港に向かいます。非能率的なセキュリティ・チェックもあって大変な混雑でした。なにしろ空港に着いてから、出発ロビーに入るまで2時間ほどかかりましたから。

 22時55分発パキスタン・インターナショナル航空PK852便は、ほぼ定刻通りに飛び立ちました。これでパキスタンともお別れになります。

写真はクリックすると拡大します。戻るときはブラウザの“戻る”ボタンをご利用ください。

pakistan0405-01.jpg (45194 バイト) pakistan0405-02.jpg (69191 バイト) pakistan0405-03.jpg (48596 バイト) pakistan0405-04.jpg (85590 バイト) pakistan0405-05.jpg (105564 バイト)
部屋の天井にはメッカの方向が示されています。 ペシャワール博物館の内部です。 断食修行中の仏陀。 左の仏陀の顔に下から光り(ストロボ)を当てるとこうなります。目の拡大はこちら 鬼子母神です。
pakistan0405-06.jpg (117740 バイト) pakistan0405-07.jpg (118306 バイト) pakistan0405-09.jpg (93791 バイト) pakistan0405-10.jpg (89323 バイト) pakistan0405-11.jpg (60641 バイト)
少しギリシャ風の顔。 アトックのインダス川(手前の青い流れ)とカブール川(向側の茶色の流れ)の合流地点。拡大はこちら 撮影されていることに気がついたドライバーがライトをつけてくれました。合流点の撮影したインダスビュー・ホテル&レストラン前。 タキシラのジュウリアン遺跡。 保存状態のいい仏像。
pakistan0405-12.jpg (121063 バイト) pakistan0405-14.jpg (152765 バイト) pakistan0405-13.jpg (82853 バイト) pakistan0405-15.jpg (141328 バイト) pakistan0405-33.jpg (138592 バイト)
ストーパを支える動物や強力。 紀元前後の遺跡といわれるシルカップ。左の通路がかつてのメインストリート。 シルカップ遺跡に咲く花。 双頭の鷲(真ん中のレリーフ)のストーパ。双頭の鷲の拡大はこちら タキシラ博物館の入口。
pakistan0405-18.jpg (65514 バイト) pakistan0405-19.jpg (99918 バイト) pakistan0405-31.jpg (106676 バイト) pakistan0405-32.jpg (76233 バイト) pakistan0405-34.jpg (104689 バイト)
巨大なシャー・ファイサル・モスクの建物中央の上に鎮座する月。 モスク前の広いテラス。ここは裸足。 パキスタン郊外のマルガラ・ヒルからイスラマバード(新市街)を展望します。 夕日に染まるシャー・ファイサル・モスク。 パキスタン航空の機内食。

パキスタン目次 旅行目次 home