この日はペシャワール滞在(カイバル峠や市内観光)。
8時半にホテルを出発して、アフガニスタンとの国境カイバル峠(カイバー峠)を目指します。このカイバル峠はアレクサンドロス大王がインドに侵入しようとしたときに超えた峠といわれています。玄奘三蔵もここを超えたといわれています。近代になっても、イギリスからの独立戦争などでの戦場になった場所でもあります。
カイバル峠への道が、インドからパキスタンを通り、アフガニスタンのカブールまで通じているGTロード(グランド・トランク・ロード)です。カイバル峠付近はパシュトゥー族の自治地域で、外国人は特別許可をもらって、自動小銃で武装した警備員付きでないと近づけません。逆にパシュトゥー族の人たちは、ビザなしでアフガニスタンと自由に行き来できるようです。同行したパンジャブ州にすむ現地のガイドさんは、自分にはビザは降りないだろうといっていました。
まずペシャワールで武装警備員と合流して、カイバル峠に出発。途中、アフガン難民キャンプもありました。例の満艦飾トラックを売っている市場や、密輸品、さらには銃器を売っている店もあります。検問所を通過した後は写真撮影は限られた場所のみということになります。写真を撮るときには女性にはとくに気をつけなくてはなりません。
カイバル門で下車して写真タイム。外国人は柵で囲まれた狭い範囲のみ。カイバル門を満艦飾のトラックかバスが通過するところを撮影しようとしたのですが、タイミングが合いません。
カイバル峠へ出発。まずストップしたのは、カイバル峠の写真でおきまりの光景が見られるビューポイントです。ここからはカイバル峠へのGTロード、さらにガンダーラ平野を見下ろすことができます。警備員の自動小銃を持たせてもらったりと、周りには人がいないので少しのんびりとした感じです。でも、山々の頂には何カ所も見張砦(イギリス軍が築いたらしい)があります。また、この辺の集落の男たちをよく見ると、銃を持った人が何人もいます。確かに少し危険な雰囲気もします。
次にストップしたのは、これまた定番、軍隊のエンブレムがたくさん埋め込まれた場所です。さらに国境近く最後の街ランディ・コタール(ここまでは一応ペシャワール−カブール間の鉄道の線路も残っている賑やかな街)を通過して、国境の街トルハムを見下ろせる場所(ミチニ・チェックポスト)につきます。ここがアフガニスタンのビザ(査証)なしで訪問できる、一番アフガニスタンよりの場所になります。
山肌に数字で「1」「2」「3」とかかれていて、これを結ぶと国境になるそうです。ミチニ・チェックポストでのさらなる写真はこちらをクリック。
ペシャワールに戻って定番のスープ・いろいろなカレーのメインディッシュの昼食です。
昼食後、市内のキッサハニ・バザール(旧バザール)やマハバートカン・モスクなどを見学しました。その後は大通りに面した新バザールへ。ここで少しお菓子などを買い込みました。だが、娘に頼まれていたギー(油)は大瓶しかなかったので、買いませんでした。
この日、実際にホテル内LANを利用してWebにアクセスしてみました。その報告はこちら。
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